キヌヒバゴケ Dicradiella trichophora (Mont.) Redf. & B. C. Tan
ハイヒモゴケ科、キヌヒバゴケ属

 かつてはBarbella enervis, B. cubensisという学名で、また, トサノサガリゴケという和名で知られていた。
 イトゴケやキヨスミイトゴケよりも明らかに大型で、垂れ下がる二次茎の枝が真横につっぱるようにでるので容易にイトゴケ属から区別できる。
 岡山近辺では、石灰岩地に多い。非石灰岩地で見ることは極稀。

1996/09/28 岡山県新見市羅生門 
二次茎が立ち上がり始めた若い群落。
若い胞子体を付けているのが観察できる。
二次茎は枝上で立ち上がり、さらに伸長すると長く垂れ下がる。
枝から垂れ下がった二次茎がぶ厚いカーテン状になることもある。